和裁の運針に興味深々

最近、急に寒くなってきました。実は私、自宅でハンテンを愛用しています。中に綿が入ってるハッピみたいな、アレです。今ではあまり着る人もいないと思いますが、私はハンテンが好きなんです。お布団を着ているみたい、っていうか。クロスステッチをするときは袖が邪魔になるので肩にかけて羽織っています。
先日、母が家に遊びに来たとき、ハンテンの話になりました。
母「昔、ばーちゃんに『ハンテンくらい縫えるようにしとけ』って言われて作り方教わったんだけど、忘れちゃった。ばーちゃんはやっぱり上手だったよ。中指に指抜きをして、針のおしりを指抜きに当てて、こう、布をキュッキュッと動かすんだよ。あれでキレイに等間隔に縫えるんだからねえ。私なんかガタガタだったけどね。」
母のジェスチャーを見て、「は?」となりました。針から随分離れたところの布を持つんです。それで、かなり大きく布を上下に動かす。普通手縫いって、針の近くの布を持つんだと思っていました。指抜きも使ったことないし、学校の家庭科でもそんな縫い方を教わった記憶はありません。気になったので和裁の動画を探してみました。

この動画では針(というより布)をゆっくり動かしてくれていますが、ばーちゃんは速かったそうです。ばーちゃんは普通の農家の嫁でしたが、昔の女性はみんな練習したんでしょうね。布団の打ち直しなんかも自分でやっていたそうです。
これって和裁独特の運針で、私が知ってる縫い方は洋裁なのかな、と洋裁バージョンの動画も探してみました。

「は?」という感じです。縦に縫うの? 布も手で持たないし。海外ではこれが普通なんでしょうか? 私の知ってる手縫いは我流だったのか…? もしかすると和裁の運針ってすごく効率的なのかもしれない。
今、和裁をやる人ってどのくらいいるんでしょうね? 今はハンテンを手作りするにしても、ミシンでガーッと縫った方が効率的なんだろうとは思うけど、手芸好きとしては「伝統的な方法で作る」というのにもあこがれます。
残念ながら、ばーちゃんは数年前に他界しました。習いたかったなあ、ハンテン作り。
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